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11/10 名古屋カセグーンに行ってきました

デザイン
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Michi Designのタカヒロ(@michidesign0809)です。

2019年11月10日(日)、名古屋で2つのアツいイベントが開催されました。

名古屋カセグーン」と「クリエイターのためのSNSブランディングのつくり方」です。

獣神サンダーマエダーさん(@perkypat8)と上司ニシグチさん(@jyoushi_n)はTwitterをはじめとしたSNSをやっているクリエイターの方ならご存知の方も多いかと思います。

「名古屋カセグーン」は獣神サンダーマエダーさん、「クリエイターのためのSNSブランディングのつくり方」は上司ニシグチさんが主宰されています。さらに今回はセキ リョウスケさん(@achrored)とAKILA™さん(@AKILA_Design)という2名を加えた4名の豪華メンバーでクリエイターの稼ぎ方やSNSブランディングに関するお話をいただきました。

名古屋開催ということもあり両方のセミナーに参加したのでそのレポートをブログとしてまとめました。

まずは「名古屋カセグーン」について。

「上司のSNSブランディング」については次回の記事で投稿します。

 

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カセグーンとは?

冒頭でも述べましたが、獣神サンダーマエダーさんが主催されている「クリエイターの稼ぎ方」を共有するイベントです。

これまで全国各地で5回開催され、今回の名古屋が6回目となります。

クリエイター、特にフリーランスとして活動されている方にとって避けては通れない「お金」のこと。そういったお金にまつわる悩みを共有できたり相談できる場はなかなかありません。

カセグーンでは「お金を稼ぐ!」をメインテーマに、幅広いジャンルのクリエイターの方々から、自身の状況や仕事の取り方、稼ぎ方についてお話いただくイベントです。

 

セッション01 獣神サンダーマエダーさん(@perkypat8)

最初の登壇者は最初の登壇者はカセグーンの主催者、獣神サンダーマエダーこと前田慎也さん。
ご自身の稼ぎ方やセルフブランディングとして意識していることについてお話をいただきました。

「稼ぐ」ことは悪いことではない

「カセグーン」における大前提です。

「稼ぐ」と聞くと拒否反応を示す人も少なくないでしょうが、

稼ぐ=誰かのプラスになること

であり、自分が「価値を提供する」ことが稼ぐということにつながります。稼ぐことは何ら悪いことではありません。

「ぜひクリエイター皆が稼げる世の中にしましょう!」(←ご本人のお言葉)

収入も包み隠さず公開

これぞ「カセグーン」という感じですね。

自己紹介からはじまり、フリーランスとしての活動の遍歴、そして、2018年の売上や月の稼ぎまで包み隠さずお話いただきました。

・2018年の売上は890万円
・月の稼ぎは40万〜150万円くらい

私から見れば十分すぎるほどの収入を得ているように感ますが、ご本人は「まだまだ満足していない。家族を養うってお金がかかる!」とのこと。

常日頃から意識していること

・チャンスはどこにでもあるけど絞ると楽になる
・下請けはほぼしてない
・なんでもやる。基本断らない。
・できないことはアウトソーシング
・なんでも自分の広告になる

セルフブランディングとは「自分を演出すること」

セルフブランディングと言うと難しく聞こえますが、要するに「自分のことを良く見せる」ことです。

マエダさんの場合はクライアントに対して下記2つを意識しているそうです。
①デザイナーと関わる体験をしてもらう
②「頼みたい奴」だと思ってもらう

①はデザイナーと一緒に仕事をしているという「特別感」を感じてもらうことで、
クライアントの「尊厳」を保つことができ、それが「リピート」につながります。
また、クライアントから別のクライアントに「紹介」してもらうことで、
自身の仕事や評判がどんどん「拡散」していきます。

②は「デザイナーに依頼するってなんだか敷居が高い……」ではなく、「敷居の低さ」を見せることで依頼をたくさんしてもらうということです。

そこで意識されているのが、
なんでもデザイナー
→「なんでもできるすごい人」ではなく「なんでも話せて頼みやすい奴」と思ってもらう。
制作時間とレスポンス
→これらを可能な限り早くすることで「頼んだらすぐにやってくれる人」と思ってもらう。
(クライアントは依頼した瞬間がもっともテンションが高く、時間が経つにつれてそのテンションは下がっていってしまう。テンションが高いうちにレスポンスを返すべき。)
相談しやすさ、人柄
→良い奴、話聞いてくれる奴、良い反応をしてくれる奴、、、と思ってもらう。

マエダさん まとめ

セルフブランディング=自分の演出

稼ぐために必要なのは「信用獲得」のための演出を徹底すること。

自分を演出する→自分の価値へ

これが大事なカセグーン要素

 

セッション02 セキ リョウスケさん(@achrored)

2人目の登壇者はACHRORED代表のセキ リョウスケさん。
テーマは「リピート戦略 × 経営思考」。

セキさんのクライアント数は5年間でわずか8人。
経営者を主なクライアントとし、長期的なお付き合いをすることを前提に様々な戦略を立てて活動されています。そんなセキさんの戦略や思考についてお話いただきました。

常に先を見据えて活動

会社員時代から、フリーランス、サッカースクールのコーチを経て起業した現在、そして未来までの収入を具体的な数字としてご紹介いただきました。
・2011年 フリーランス1年目 280万円
・2019年 今年 820万円
・2020年 来年(現在確定分) 450万円
印象的だったのは最後の数字。2020年という未来の収入がすでに確定分として450万円があるとのことでした。ご本人いわく「将来的な収入の不安がある」とのこと。現状2023年分まではすでに確定分の収入があるとのことです。常に先を見据えて活動すること、ぜひとも見習いたいです。

フリーランス→起業で変化させた意識

フリーランスだった当時と起業した現在で意識的に変化させたことが下記の5点だそうです。

【クライアント】広告業界/代理店→業界問わず/経営者
【相手との関係】上下の関係→対等な関係
【役目】チームの末端として対応するもの→主体的に動き専門家として進言する
【目的】納得してもらえるデザインをつくる→デザインを武器に仕事として成果を出す
【仕事とお金】頂くもの→生み出すもの

デザインはクオリティよりも成果

セキさんのプレゼンの中で最も印象に残ったのがこの言葉です。
一瞬、「そこそこのクオリティでも成果を出せれば良い」というお話かと思いましたが違いました。
デザイナーたる者、クオリティが高いのは当たり前であり、大前提。その上で成果を出すことが求められます。クライアントが期待しているのはあくまで「成果」です。

直営業は準備が重要

クライアントに直営業をかけるときは、周到な準備が必要とのこと。その準備とは単にポートフォリオを用意することではありません。セキさんの場合は「企画書(プロジェクト計画書)」を作成して直営業に臨むとのことです。

内容は
・現状の問題点
・原因説明
・具体的な改善策
・必要になるモノ・コト・ヒトのリスト
・簡易見積もり&回収イメージ

この際のポイントは
・場合によっては資料は無しで雑談のように話す(用意した資料は最後にさっと渡すときもある)
・直接、言葉で伝えることで、内容よりも熱意を伝える
・「仕事獲得」ではなく、「関係構築」の意識をもつ

ただし、この方法はとても大変な割に、お金につながらない可能性もあるので、「本気で良い」と思った時にみ実践するそうです。ご本人いわく「大変だからやりたくない」そうです。

他者紹介フレーズ

自分のことをクライアントから別のクライアントに紹介してもらう際のお話です。

紹介はちょっとした意識で増やすことができます。
ただし、「たくさん人に会うこと」がまず大前提にあっての話です。

なかなか紹介が増えない理由は、クライアント側が、
①なんて紹介したら良いかが分からない
②紹介するメリットが思いつかない
とのこと。

紹介してもらうためには、自分の紹介をするときに
「〇〇の仕事をしている□□です。」
だけで終わらさず、下記にフレーズに当てはめて考えるととても有効です。
・何をしている(スキル)
・誰に(人)
・どんなメリットを与えられる(悩み)
・なぜしている(想い)
4つのポイントに触れることで、相手に興味関心を持ってもらえる確率が高まります。

セキさん まとめ

リピート戦略
長期的にお付き合いする覚悟がある方とのみ仕事をする
・リピートして欲しいではなく、一緒にPDCAを回していくメリットを伝える

経営思考
経営者と同じ視点に立ち、事業を成長させるためにデザインする
・何よりも成果を最重要視することで、結果的に自分の価値と報酬を上げる

 

セッション03 AKILA™さん(@AKILA_Design)


3人目の登壇者は本業のプロダクトデザインの傍ら、副業として匿名アカウントで活動されているAKILAさん。
テーマは「好きなことで稼ぐこと」。

ちなみに匿名ということなのでAKILAさんは顔出しNGとのことでした。

誠に恐縮ながらAKILAさんのことは今回のセミナーで初めて知ったのですが、
・本業がプロダクトデザイナー
自動車関連のデザインもされている
ミニマルなデザインが得意
とのことで、自分との共通点がとても多く、興味深くプレゼンを聞かせていただきました。

AKILAとAKIRA

AKILAとAKIRA、「L」と「R」に違いですが、ここを明確に切り分けてセルフブランディングをされています。
・一般的な表記であるAKIRAの方は本業のプロダクトデザイナーとしての顔。
・AKILAの方は副業である匿名アカウントとしての顔。

スキマ時間を活用

本業の傍ら副業をされているので、スキマ時間を有効に使われています。
朝夜の通勤時間、昼休み、家族の就寝後、、、など
集中力がある朝と疲れている夜で取り組む内容も変えているそうです。

稼げる/好きなこと

横軸に「稼げる/稼げない」、縦軸に「好きなこと/好きじゃないこと」というマップを考えるとそれぞれ4つの領域は
・稼げる×好きじゃないこと:Rise Work(労働的に働く)
・稼げない×好きじゃないこと:Rust Work(消耗して働く)
・稼げない×好きなこと:Like Work(趣味的に働く)
・稼げる×好きなこと:Life Work(好きなことで働く)
Life Workに行けるのが理想ですね。

Twitterフォロワー1000人のために

Twitterのフォロワー1000人というのはひとつの基準と言えるそうです。匿名アカウントAKILAのSNS運用を開始して、まずはその1000人という数字を目標にして始めたのが「閃きでプロフィールからロゴをデザインする」。

ミニマルなロゴデザインを得意としていたAKILAさんがTwitterで反応してくれた人にロゴをデザインするというものです。これに300人以上の反応があり、「これはやばいな」と思ったそうです。さすがに300人分のロゴは厳しい……そこで考えたのがディズニーのファストパス形式で「優先権を有料で販売する」こと。それで結果100人ほどに絞ることができ、かつ収入も得ることもできました。100人分のロゴをデザインした結果、フォロワーは増え、そうこうしているうちに「ロゴデザインを教えてほしい」という声がかかるようになってオンラインサロンをやったこともあるそうです。そんな形でフォロワー0人の状態から、自身が好きなこと得意なことの中で戦略を立てて運用していったそうです。

革靴のデザイン

革靴がお好きなようで、プロダクトデザイナーとしてのスキルを活かして革靴のデザインもされています。

AKILAさん まとめ

AKILAさんは他にも様々な活動をしてみて、中にはうまくいかなかったものもあったそうです。でもそれで良い。

「試してみることに失敗はない」

とにかくまずはいろいろ試してみるべきとのお話でした。

 

名古屋カセグーン まとめ

今回の名古屋カセグーン……控えめに言って「最高!」でした。

稼げる=自分の価値を高める

今日の学びを今後の自分の活動の中にも取り入れていき、「稼げるクリエイター」を目指していきます。

次回のブログでは上司ニシグチさんによる「クリエイターのためのSNSブランディングのつくり方」についてレポートします。

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