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最近読んだ本「けっきょく、よはく。」

デザイン
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Michi Designのタカヒロ(@michidesign0809)です。

今回はデザインの良書として評判の高い「けっきょく、よはく。」について書きました。

「けっきょく、よはく。」というなんとも気になるタイトル。
印刷関係の方ならお馴染みのトリムマークがあしらわれたシンプルな装丁。
「デザインは「余白」が9割。」というインパクトのある帯。

デザイナーやデザイン関係の方なら気にならずにはいられないグッとくる本書。
以下に私がグッときたポイントをまとめました。

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本のコンセプトが画期的

世の中にデザイン書は数え切れないほどあります。レイアウトに関する本もまた数え切れないほどあり、デザイン理論について書かれたものや事例集のような本まで様々です。

デザインにおいて「余白」は大切

こう説明する本だっていくらでもあるでしょう。
しかし、本書ほど「余白」に着目した本はこれまでなかったはず。

デザインは「余白」が9割。

帯に書かれたこのインパクトあるキャッチコピーも本書を読めば決して過言ではないとわかるはずです。

数あるデザイン要素の中でも「余白」のみに着目した本書、これはもうコンセプト勝ちだと思います。

NGなデザイン例が秀逸

本書は新人デザイナーの「イケてないNGなデザイン」を、先輩デザイナーがどうすれば「イケてるOKなデザイン」になるかをアドバイスする形式で、多くのデザイン例が掲載されています。

イケてないNGなデザインとは「要素をギュウギュウに詰め込む」「要素が整理されておらず訴求点が不明確」など新人デザイナーがやりがちなデザインです。私自身も駆け出しデザイナーの頃は似たようなデザインをやって先輩デザイナーやディレクターにダメ出しされてたなぁと思い出します(笑)

新人デザイナーの方が本書を読んだら、「なるほど、こうすればより良いデザインになるんだ」という発見があるでしょう。

逆に、新人を教育する立場にある先輩デザイナーやディレクターの方が本書を読んだら、悩める新人デザイナーに対して「こういうデザインに対してはこういうアドバイスをしてあげればいいんだ」という参考になるでしょう。

デザインのパターンが豊かでクオリティが高い

デザイン書の中には、(あまり大きい声では言えませんが)デザイン例があまりイケてないものもありますよね。「こうすればOK!」なんて書いてあるのに、「はっきり言ってダサい……」みたいな。

本書にそのような心配は無用です。新人デザイナーのイケてないデザインに対して、先輩デザイナーが手直しをしたイケてるデザインはどれもこれも非常にクオリティが高いです。

さらにこの先輩デザイナーは「こんなデザインもあるよ」とデザインの別パターンを1つのテーマにつき4案程度作ってくれます。これらのクオリティもまた非常に高いのです。加えて、似たようはパターンではなくまったく異なるパターンのデザインです。これは自分がデザイン案をいくつか提案する際のバリエーションとしてとても参考になります。

さいごに

以上、私が「けっきょく、よはく。」を読んでグッときたポイントについて書いてきました。

デザインにおいて「余白」は大切

たいていのデザイナーの方はそのことをわかっているでしょうが、本書を読むことで「余白」というものの理解がより深まります。新人デザイナーの方にもベテランデザイナーの方にもぜひオススメしたい本です。

ちなみに2/20は本書シリーズ第2弾となる「ほんとに、フォント。」の発売日です。フォント大好きな私としては気にならずにはいられない本。購入して読み終わったら、こちらのレビューも書くつもりです。

Twitterではデザインのこと、モノのこと、コソダテのことを日常的につぶやいています。もしよければ@michidesign0809をフォローお願いします!

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