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平成最後のちっちゃい「ぉ」ができるまで

デザイン
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Michi Designのタカヒロ(@michidesign0809)です。

現在はWebデザイナーとして活動する私、実はフォント好きな一面があります。

フォントは文字要素でありながらビジュアル要素でもあり、機能性と美的要素を兼ね備えている点がとても興味深いものです。大学・大学院時代はWebでもグラフィックでもなくプロダクトを専攻していた私ですが、フォントへの興味関心も高く「プロダクト」と「フォント」の両方をテーマとした修士論文を書いたりもしていました。

そんなフォント好きな私ですが、自分でフォントを作成したことはありません。作ってみたいなと思ったことはありましたが、フォントに関する書籍を読んだり書体デザイナーに関する記事を読んだりする中で「フォント作りは奥が深い職人技」というイメージを持ち、自分にはハードルが高いと思っていました。

そうして時が経った20192月、Twitter上で気になる企画を見つけました。フロップデザインさん(@flopdesign)によるみんなで1文字づつ作って『平成最後のフォント』を作ろうプロジェクト。参加者を募って、1人1文字づつフォントを作成し、平成最後の瞬間にフォントを公開しようという企画です。

「自分もぜひとも参加したい!」と早速参加を表明。企画に参加するとフロップデザインさんから担当する文字を割り当てられるという流れです。私の担当はちっちゃい「ぉ」となりました。

平成最後のちっちゃい「ぉ」ができるまでの過程をまとめました。

Twitter
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コンセプト

まずはコンセプトを定めるべく「お」という字について考えてみました。

  1. おいしいの「お」
  2. おわりの「お」
  3. 車のナンバーの「お」
  4. 丁寧表現の接頭語の「お」
  5. おとこ/おんなの「お」

これらについて、「筋道が通ったコンセプトか?」「コンセプトをどうフォントで表現するか?」「ちっちゃい『ぉ』であることに意味を持たせられるか?」などについて何となく頭の中でシミュレーションして、4丁寧表現の接頭語の「お」をコンセプトとすることにしました。

お食事、お花、お手紙、お話、お名前、など「お」は日本語における丁寧表現の接頭語でもあります。

この丁寧表現の「お」はとても日本らしい言葉で、「丁寧さ」「謙虚さ」「奥ゆかしさ」など日本人ならではの美意識にも通ずるものと言えます。また、それらは日本人の小さな気遣いに依るものでもあります。小さな気遣い、すまわちちっちゃい「ぉ」です。

平成最後のフォントとしてこの日本らしさを表現したいと思い、「日本人の丁寧さ、謙虚さ、奥ゆかしさを表現したフォント」をコンセプトと決めました。

アイデアスケッチ

「日本人の丁寧さ、謙虚さ、奥ゆかしさを表現したフォント」をコンセプトをもとにラフなアイデアスケッチを行いました。「優美な曲線」「細太の抑揚」「控えめな装飾」あたりを意識しながらいくつかスケッチを描きました。普段であればとにかくたくさん描きまくるところですが、今回はコンセプトを考える段階から頭の中でデザインのイメージがほぼほぼ固まっていたので、アイデアスケッチは少なめです。

デザイン

アイデアスケッチをもとに、Illustratorでデザインを作成し、曲線の形状や滑らかさなどを調整しました。

デザイン提出用の白黒データと、コンセプトと共にまとめたイメージビジュアルを作成しました。

さいごに

以上、平成最後のちっちゃい「ぉ」ができるまでの過程をまとめてみました。

フォントを作るのはハードルが高いと思っていた私ですが、1文字だけであればそれほど負担を感じずに作成できました(それがこの企画の趣旨のひとつでもあります)。

平成最後にこのような素晴らしい企画に参加できて大変光栄に思います。他の皆さんのフォントが出揃い、平成最後の瞬間にフォントがリリースされるのがとても楽しみです。

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